門坂 流さんは1948年京都生まれ。東京町田市在住。20才半ば、鉛筆とペンで制作を開始。書籍の装丁や雑誌の挿絵などのグラフィックの仕事でドローイング作品を発表。30才後半、銅版画の線に惹かれ、エングレービングの技法を研究。1988、90年に作品集刊行。版画家そしてイラストレーターとして活躍して来ました。1999年には朝日新聞朝刊小説「百年の予言」(高樹のぶ子著)の挿絵を担当、翌年記念画集刊行(朝日新聞社刊)2001年にはオーストリアウィーンで作品展を開催しました。松明堂ギャラリーでの展覧会は2001年から4回目になります。
渡辺千尋さんは1944年長崎生まれ。東京国分寺市在住。20歳のころより油彩、水彩、筆画などを始められ、30歳を過ぎた頃、銅版画のエングレーヴィング技法に出会い、版画作品を発表されます。画集、銅版画集などを刊行される一方、始めて執筆された「ざくろの空」では第一回蓮如賞(ノンフィクション文学賞1994年)を受賞され、その7年後には「マルチルの刻印」で第八回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞されました。松明堂では1996年から5回目になります。
古くから、友人でもあり、ライバルでもある二人です。精力的な制作が始まっています。出品点数は、新作を含む自選代表作が、全体で約30〜40点を予定しています。日本でも(世界でも・・)屈指のエングレーヴィング作家の競作展。版画に興味のある人は勿論のこと、知らない人や若い方たちにも、こんな技法を使った優れた表現があることを、是非見に来ていただきたいと願っています。
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